Slide Thumb ver. YO 詳細
先手必勝!出会いを印象づけるスマートな名刺交換
スライドサムは、開けずに名刺を取り出せる構造(意願2021-019369)に特徴があります。
親指を名刺とともにスライドさせることにより、素早い取り出しと、素早い収納ができます。
名刺を取り出すのも、収めるのも1秒。
横向きの名刺なら、あらかじめ相手の向きに名刺をセットしておけば、名刺を持ち直す必要すらありません。
大人数が相手でも、どんどん渡せます。
相手がモタモタしている間、状況や相手を洞察する余裕が生まれます。その間に
- 視覚情報(身だしなみや笑顔)
- 聴覚情報(話すスピード、声質、声量、口調)
- 言語情報(話題やクロージングストーリー)
を準備して、好印象な自分を演出し、思い通りの展開へ進めましょう。
いただいた名刺をしまう時は、サッと上蓋に差し込むだけ。
相手の「名前…なんだっけ?」と思った時は、そっと蓋を開きましょう。
名刺を取り出すことなく、さりげなく相手の名前を確認できます。
改めてフラップを被せれば、いただいた名刺を落とす心配もありません。
注意深い相手なら、素早く名刺を取り出すあなたの動作に、興味や関心を掻き立てられることでしょう。
薄さ約4mmの軽量コンパクトサイズ
大切な出会いや、仕事のチャンスは突然にやってくるもの。
名刺を渡せなかったばかりに、大事な相手に名前を覚えてもらえなかった…
なんてことがあっては悔しいですね。
そこで携帯ストレスがない名刺入れを追求し、本革ながら薄さとコンパクトさを兼ね備えたものを開発しました。
名刺入れに必要な強度の限界点を探り、革を1枚あたり0.8mm前後に薄く漉いていますので、全体の厚みは約4mmです。
よくある薄いアルミのカードケースと比べても、この薄さ。
ポケットに入れても、ボコっとしないのでスマートな印象を保てます。
いただいた名刺を入れる上蓋部分に10枚、ご自身の名刺を入れる収納部に10枚、合計20枚の名刺を入れてもこのシルエットです。
大人数で集まることがない最近の状況では、名刺10枚もあれば余裕でしょう。
原皮から鞣し、加工、縫製、全てが「日本製」
手指に触れて使うものなので、素材には肌触りの良い上質な国産革を選びました。
「日本産」にこだわった開発を続ける異端の革屋さんが独自の手法(非公開)で鞣した“植物タンニン鞣し革”をご提供いただいています。
植物タンニンを贅沢に使用した本革は、化学薬品でなめされた革とは異なり、環境と人に優しいサスティナブル素材としても注目を集めています。
さらに国産革でも「輸入した原皮」を日本で鞣したものが多い中、スライドサムの革は食の廃材として生じた「日本の成牛の皮」を原料としています。
吟スリ・オイルワックスによりヴィンテージ感を醸し出し、さらに職人さんの手で一枚一枚繊細にヘアライン加工(単一方向に細い傷をつける加工法のこと)を施しています。
革に刻まれた独創的な美しいラインは、ハイセンスで、実にスタイリッシュ。
革にはオイルワックスをじっくりと染み込ませてあるため、使いだすと次第に馴染み、ツヤや焦げつきが出て、独特なエイジングが楽しめる逸品です。
ぜひ日本の革の美しさ・心地よさを堪能していただき、革と共に味わいのある年月を過ごしてください。
レーザーカッティングによる革製品への挑戦
通常、革の切り出しにはスエーデン鋼などで作られた「抜き型」を使いますが、スライドサムはレーザー機器で革を切り出しています。
革のシルエットに丸みが出る抜き型とは異なり
- エッジの効いたコバ(切断面)の美しさ
- 焼きしめられた美しいコバ色
- 0.127mm単位の正確無比なカットライン
などが、レーザー機器で可能になります。
レーザーでカットしたヌメ革のコバには焼けカスがつくため、革職人の常識では、ヤスリでカスをしっかりと落としてから、コバを磨き上げます。
しかし、カスを落とせば落とすほど、せっくの美しいエッジが乱れてしまう。
それが惜しくて…あえて焼き色を残した状態で、クリアなコバ剤を塗り重ね、色と艶を出しています。
抜き型で普通に製作する方が、工程もロスも少なく簡単なのですが、変革のない革業界に、こういった製品で挑戦していけたら面白いのでは?と思うのです。
革の切り出しから下処理・加工・縫製まで、お台場の sion works で一つ一つ手作業で行い、心を込めてお届けさせていただきます。
4人に1人がまとめ買い。
前回のクラウドファンディングでご支援いただいた方の4人に1人がまとめ買いをしてくださいました。
- 本名刺入れとセカンド名刺入れとして
- 仕事用とプライベート用の使い分けに
- パートナーと自分へのプレゼントに
- 家族の門出やお祝いにお揃いで
と、いろいろな理由から、選ばれたそうです。
プロジェクト終了後に買い足していただく方もいらっしゃって、製作者冥利につきます。
使用当初は、名刺を1枚ずつスライドさせる力の加減や手の添え方など、コツが掴めるまで何度か練習が必要かもしれません。
そのうち無意識に、スマートな名刺を渡している自分に気づき、新たな出会いをもっと楽しめるようになるでしょう。
ぜひ、あなた次第の使い方を、お楽しみください!